装飾する魂:ユーロ=アジアを巡る文様の宇宙展はなぜ今、あなたの心を揺さぶるのか?

なぜこの展覧会を見逃せないのか?——人類の「装飾」に込められた普遍のメッセージ
2026年7月11日から9月27日まで、青森県立美術館で開催される「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙」展は、単なる美術展の枠を超え、私たち人類の根源的な問いに迫る、まさに魂を揺さぶる体験となるでしょう。「人はなぜ『飾る』のでしょうか。」この問いかけは、数万年にもわたる人類の歴史の中で、連綿と受け継がれてきた「希望と祈りの美」の創造という営みを浮き彫りにします。本展は、その壮大な歴史を、時空を超えた文様の響き合いを通して解き明かす、かつてない試みです。
「飾る」行為に秘められた人類の希望と祈りとは?
人類が「飾る」という行為を始めたのは、旧石器時代にまで遡ります。洞窟壁画、装身具、そして日常の道具に施された文様は、単なる美的表現にとどまらず、自然への畏敬、豊穣への願い、死者への追悼、そして来世への希望といった、目に見えない精神世界を可視化する手段でした。それは、不安や困難に直面した人類が、自らの存在意義や未来を肯定するための、最も原始的で、最も力強い「祈りの形」だったと言えるでしょう。本展では、こうした人類普遍の「飾る」行為に込められた深遠なメッセージを、具体的な作品群を通して、肌で感じることができます。
多摩美術大学名誉教授・鶴岡真弓がキュレーションする「ユーロ=アジア世界」の壮大な物語
本展の監修を務めるのは、世界の装飾文化に深い考察を巡らせてきた多摩美術大学名誉教授・鶴岡真弓氏です。鶴岡氏は、美術史、文化人類学、宗教学といった多岐にわたる視点から、文様が持つ意味や、それが地域や時代を超えてどのように伝播し、変容してきたかを研究してきました。鶴岡氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」という概念は、西の極みであるヨーロッパのケルト文化から、東の極みである日本の縄文文化、そして現代のねぶたに至るまで、大陸を横断する壮大な文化交流のネットワークを可視化します。この展覧会は、鶴岡氏の鋭い洞察と情熱によって紡ぎ出された、人類文化史における一大叙事詩なのです。彼女のキュレーションによって、私たちは、これまで点として捉えられてきた文化が、いかに密接に繋がり、影響し合ってきたかを再認識することになるでしょう。
縄文からケルト、ねぶたまで——時空を超えた文様の響き合いを体感する意義
本展最大の魅力は、その展示範囲の広さと、各文化圏の代表的な装飾芸術が織りなす「文様の宇宙」にあります。ヨーロッパの「ケルト」装飾写本の精緻な渦巻き文様は、日本の「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡」から出土した土器や土偶の力強い曲線と、驚くべき共通性を見出します。さらに、アイヌやナナイなど北方民族の精神世界を照らし出す衣装や宝飾品、棟方志功の「板画」に見られるダイナミックな線、そして青森の夏の夜空を彩る「ねぶた」の躍動感あふれる装飾は、それぞれ異なる時代、異なる地域で生まれながらも、生命の輝きや、自然への畏敬、そして共同体の連帯といった、普遍的なメッセージを宿しています。これらの作品が一同に会することで、私たちは、時空を超えて響き合う人類の創造性の深奥に触れることができるでしょう。
展覧会の深掘り:文様の宇宙を解き明かす見どころ
序章:人類普遍の創造性「装飾」の起源を探る
展覧会の冒頭を飾る「序章」では、人類が「装飾」を始めた根源的な理由に迫ります。旧石器時代の洞窟壁画や、出土した装身具などのレプリカを通じて、私たちがいかに古くから自らの身体や環境を「飾る」ことで、生と死、現実と精神世界を結びつけようとしてきたかを提示します。例えば、ネアンデルタール人が施したとされる貝殻の装飾や、クロマニヨン人の洞窟壁画に描かれた動物の文様は、単なる写実を超え、獲物への祈りや、生命の循環への願いが込められていたと考えられています。これらの初期の装飾は、言葉が未分化だった時代において、人類が自らの内面世界を表現し、他者と共有するための最も原始的なコミュニケーション手段であったことを示唆しています。
ユーロ=アジア世界を繋ぐ文様の系譜:ケルト装飾写本から日本の美意識へ
本展の核心とも言えるのが、「ユーロ=アジア世界」を横断する文様の系譜をたどるセクションです。西の極みであるケルト文化の洗練された文様と、東の極みである日本の縄文文化の土着的な文様が、いかに共通の精神性を持ち、あるいは異なる進化を遂げてきたのかを比較することで、人類の創造性の多様性と普遍性を浮き彫りにします。
西の極み「ケルト」:緻密な文様が語る精神世界
ヨーロッパの西端に位置するケルト文化は、紀元前8世紀頃から栄え、独自の芸術様式を確立しました。彼らの装飾芸術は、渦巻き、組紐、動物、そして植物をモチーフにした、極めて緻密で複雑な文様が特徴です。特に、中世初期に制作された「ケルズの書」や「リンディスファーンの福音書」といった装飾写本は、その細密な描写と鮮やかな色彩で知られ、キリスト教の教えとケルト古来の宗教観が融合した独特の世界観を表現しています。これらの文様は、単なる装飾ではなく、無限の循環、生命の連続性、そして神聖な宇宙の秩序を象徴するものとして、ケルトの人々の精神世界と深く結びついていました。本展では、これらの写本の精巧なレプリカや、当時の装身具を通じて、ケルト文様の奥深さに触れることができます。豆知識: ケルト文様は、現代でもタトゥーやアクセサリーのデザインとして人気があり、その普遍的な美しさが再評価されています。
東の極み「日本」:縄文土器・土偶から現代に息づく文様の力
一方、ユーラシア大陸の東の端、日本列島では、約1万年前から縄文時代が始まり、独自の文様文化が花開きました。その代表が、縄文土器と土偶です。これらに施された文様は、ケルト文様とは異なる土着的な力強さを持ちながらも、自然への畏敬や生命の循環といった共通のテーマを宿しています。
世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡」の土器・土偶が伝えるメッセージ
2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」からは、数多くの土器や土偶が出土しています。特に、青森県三内丸山遺跡から発見された大型板状土偶や、八戸市の是川石器時代遺跡から出土した合掌土偶などは、その造形的な美しさだけでなく、縄文人の精神世界や、豊かな精神文化を今に伝えています。土器の表面に施された縄目文様や、渦巻き、隆帯文は、単なる模様ではなく、水や火、生命のエネルギーを象徴し、日々の生活や儀式の中で重要な意味を持っていました。土偶の多くは女性をかたどっており、豊穣や安産への願い、あるいは祖霊信仰と結びついていたと考えられています。これらの作品は、約1万年という気の遠くなるような時間を超え、私たちに生命の尊さや、自然との共生の大切さを語りかけています。
アイヌやナナイなど北方民族の装飾品に見る生命の輝き
さらに、本展では、日本の北方、北海道やサハリン、そしてロシア極東地域に暮らすアイヌやナナイといった北方民族の装飾文化にも光を当てます。彼らの衣装や宝飾品には、動物の骨や牙、ガラス玉、そして独特の幾何学文様が多用されており、それは自然界の精霊や、先祖の魂への信仰と深く結びついています。例えば、アイヌの衣装に施される「アイヌ文様」は、魔除けの意味を持つとされる渦巻きや菱形が特徴で、宇宙の森羅万象を表現しているとも言われます。また、ナナイの民族衣装に刺繍された文様は、彼らの生活圏であるアムール川流域の動植物をモチーフにしており、自然との調和の中で生きる人々の生命力をいきいきと伝えています。これらの装飾品は、厳しい自然環境の中で生き抜いてきた人々の力強い精神性と、豊かな感性の結晶と言えるでしょう。
棟方志功の「板画」に見る、現代に受け継がれる文様の魂
20世紀日本を代表する版画家、棟方志功(むなかたしこう)の作品も、本展において重要な位置を占めます。青森県出身である棟方志功は、日本の民藝運動の精神を受け継ぎながら、土着的な生命力と、力強い精神性を宿した独自の「板画」の世界を切り開きました。彼の作品に繰り返し現れる仏像や風景、そして抽象的な文様は、縄文土器の文様や、東北地方の民間信仰に根ざした造形に通じる、プリミティブで根源的なエネルギーを放っています。特に、太く力強い黒い線で表現される文様は、まるで版木に魂を刻み込むかのように、見る者の心に深く訴えかけます。棟方志功の作品は、古代から現代へと受け継がれる「文様の魂」が、いかに形を変えながらも、私たち日本人の感性の中に息づいているかを雄弁に物語っています。豆知識: 棟方志功は、自らの作品を「板画(ばんが)」と呼び、版画とは異なる独自の芸術性を追求しました。彼の作品は、「世界のムナカタ」として国際的にも高く評価されています。
圧巻のスケール!「ねぶた」が表現する躍動する装飾美
そして、展覧会のフィナーレを飾るのは、青森の夏の風物詩、「ねぶた」です。巨大な人形灯籠に描かれる、鮮やかで力強い武者絵や歴史上の人物、神獣の文様は、まさに「動く装飾芸術」と呼ぶにふさわしい迫力と美しさを誇ります。ねぶたの文様は、単なる絵柄ではなく、光と影、そして動きによって生命を吹き込まれることで、見る者の心を熱狂させます。そのルーツは、古くからの虫送りや疫病退散の祭りにあり、人々の願いや祈りが形となって現れたものと言えるでしょう。本展では、ねぶたの制作過程や、その歴史的背景、そして文様に込められた意味を深く掘り下げることで、地域に根差した創造性が生み出す、圧倒的な装飾美を体感することができます。ねぶたは、古代から現代まで続く、「飾る魂」の最もダイナミックな表現の一つとして、私たちを魅了してやみません。
鶴岡真弓氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」の視点から紐解く文様の意味
本展の根幹をなすのは、鶴岡真弓氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」という独自の視点です。これは、ヨーロッパとアジアを地理的に分断された地域として捉えるのではなく、共通の文化的な潮流や精神的な繋がりを持つ、広大な一つの世界として理解しようとする試みです。鶴岡氏は、ケルトの渦巻き文様と縄文の渦巻き文様、シベリアのシャーマニズムと日本の古代信仰など、一見異なる文化の中に潜む驚くべき共通性や、相互の文化交流の痕跡を丹念にたどってきました。例えば、ケルトの動物文様に見られる変形や融合の表現は、ユーラシア大陸を横断するスキタイや匈奴といった北方騎馬民族の動物文様と共通する要素が見られます。これらの文様は、交易や民族移動を通じて、大陸の東西を往来し、それぞれの地域で独自の発展を遂げながらも、生命の力強さや、異界との繋がりを象徴する役割を担い続けてきました。鶴岡氏の視点を通して、私たちは、文様が単なる記号ではなく、人類の普遍的な感情や思考、そして世界観を伝える「生きた言葉」であることを再認識するでしょう。そして、地理的、歴史的な境界線を越えて、人類が共有してきた豊かな精神世界を深く理解するきっかけとなるはずです。
展覧会を120%楽しむための背景知識
「装飾」を読み解く鍵:鶴岡真弓氏の思想に触れる
鶴岡真弓氏の思想は、本展を深く理解するための重要な鍵となります。彼女は、装飾を単なる表面的な飾りではなく、人間が世界と関係を結ぶための根源的な行為と捉えています。特に、彼女の研究は、「中心と周縁」「聖なるものと俗なるもの」「生と死」といった対立する概念を、装飾がいかに統合してきたかという点に焦点を当てています。例えば、ケルトの装飾写本に見られる複雑な組紐文様は、始まりも終わりもない連続性を表現し、永遠の生命や宇宙の秩序を象徴しています。また、縄文土器の文様は、自然の力や生命の循環を視覚化することで、人間と自然との一体感を表現していました。鶴岡氏は、これらの装飾が、人間の不安や欲望、そして希望を映し出す鏡であり、「意味の宇宙」を構成していると説きます。彼女の著作や講演に触れることは、展覧会で目にする一つ一つの文様に、より深い意味を見出す助けとなるでしょう。
ケルト文化と文様の関係性:その神秘性と歴史的背景
ケルト文化は、紀元前8世紀頃に中央ヨーロッパで興り、やがてブリテン諸島やアイルランドへと伝播しました。彼らは独自の言語、宗教、そして芸術様式を持ち、その特徴は金属工芸や石碑、そして装飾写本に施された文様に色濃く表れています。ケルトの文様は、渦巻き、組紐、動物、そして植物をモチーフにしたものが多く、その多くは「永遠性」や「生命の循環」を象徴しています。例えば、「トリスケル」と呼ばれる三つ巴の渦巻き文様は、生・死・再生、過去・現在・未来、あるいは地の神・海の神・空の神といった三位一体の概念を表すとされています。また、動物文様は、現実の動物をデフォルメし、しばしば人面と融合させることで、異界との繋がりや、精霊の存在を示唆していました。キリスト教が伝来した後も、ケルト独自の文様は聖書装飾に組み込まれ、「ケルズの書」のような傑作を生み出しました。これらの文様は、ケルトの人々が持っていた自然への深い畏敬と、神秘的な世界観を今に伝えています。
縄文文化における文様:土器・土偶に込められた願いと世界観
縄文時代は、約1万年前から約2300年前まで続いた、日本列島における先史時代です。この時代の人々は、定住生活を営み、土器や石器、骨角器などを製作しました。縄文文化の最大の特徴は、その豊かな精神文化であり、それが土器や土偶の文様に結晶しています。縄文土器の文様は、縄目文様が基本ですが、地域や時代によって多様な発展を遂げました。特に、東日本で発達した火焔型土器や水煙文土器は、ダイナミックな隆帯と渦巻き文様が特徴で、燃え盛る炎や湧き上がる水、生命の躍動を表現していると考えられています。また、土偶は、多くが女性をかたどっており、豊穣、安産、祖霊信仰、あるいは呪術的な意味合いを持っていたとされます。遮光器土偶のように、大きな目を持つ土偶は、異界を見る能力を持つシャーマンを象徴しているという説もあります。これらの文様は、縄文人が自然の恵みに感謝し、生命の連続性を願い、そして見えない世界と交流しようとした、彼らの深遠な世界観を物語っています。
日本の北方民族の文化と装飾:自然との共生から生まれた美
アイヌ民族は、北海道、樺太(サハリン)、千島列島などに居住していた先住民族です。彼らの文化は、自然との共生を基盤とし、その精神性は、衣装、生活用具、儀式具などに施される装飾に色濃く反映されています。アイヌ文様は、渦巻き、菱形、括弧状の文様を組み合わせたものが多く、魔除けや、生命のエネルギーを表現するとされています。これらの文様は、衣服の襟元や袖口、裾などに施され、外界からの悪霊の侵入を防ぐ役割も持っていました。また、木彫りの器や刀の鞘にも独特の文様が彫られ、自然の恵みへの感謝や、精霊への畏敬を表していました。ナナイ民族は、ロシア極東のアムール川流域に暮らす少数民族で、彼らの文化もまた、川や森といった自然環境と密接に結びついています。ナナイの民族衣装には、魚の鱗や鳥の羽、動植物のモチーフが刺繍されており、自然界の生命力や、狩猟・漁労への願いが込められています。これらの北方民族の装装飾は、厳しい自然の中で生き抜く知恵と、生命への深い洞察が凝縮された、まさに「魂の表現」と言えるでしょう。
棟方志功と「板画」:民藝運動と装飾芸術の接点
棟方志功(1903-1975)は、青森市に生まれた版画家です。彼は、柳宗悦らが提唱した「民藝運動」に深く共鳴し、無名の職人たちが生み出す日常の道具の中に宿る美に注目しました。棟方志功自身の作品も、民藝の精神を受け継ぎ、土着的な力強さと、生命感あふれる表現が特徴です。彼は、木版画を単なる複製技術としてではなく、「板画」という独自の芸術表現として確立しました。板木に直接向かい合い、一刀一刀に魂を込めて彫り進めるその姿勢は、まさに「魂を彫る」という言葉がふさわしいものです。彼の作品には、仏教の題材や、故郷青森の風土、そして自らの内面世界が、力強い線と、大胆な構図、そして豊かな色彩で表現されています。特に、その太い墨線は、見る者に強いインパクトを与え、原始的なエネルギーと精神的な深さを感じさせます。棟方志功の板画は、日本の伝統的な木版画の枠を超え、現代における装飾芸術の可能性を切り拓いた傑作群であり、古代から現代へと続く日本の文様の魂を力強く表現しています。
ねぶた祭りの歴史と文様:地域に根差した創造性の源泉
青森ねぶた祭りは、毎年8月に青森市で開催される、日本を代表する火祭りです。巨大な人形灯籠「ねぶた」が街を練り歩く様は、見る者を圧倒し、熱狂させます。この祭りの起源は諸説ありますが、古くは七夕の眠り流し(睡魔を追い払う行事)や、虫送り、疫病退散の祭りが起源とされています。ねぶたの文様は、武者絵、歌舞伎絵、歴史上の人物、神話の登場人物、そして龍や虎といった想像上の動物などが描かれ、その色彩は極めて鮮やかです。これらの文様は、単に物語を表現するだけでなく、人々の勇気や力強さ、そして厄を払い、福を招くという願いが込められています。ねぶた師たちは、毎年新たなねぶたを制作し、その文様や造形に地域の歴史や文化、そして現代の感性を吹き込みます。ねぶた祭りは、地域の人々の創造性と情熱が結集した、まさに生きた装飾芸術であり、古代から現代まで続く「飾る魂」の最もダイナミックな表現の一つと言えるでしょう。
展覧会で出会える特別な体験:オリジナルグッズ&イベント情報
記憶に残るお土産を:展覧会限定グッズ情報
本展の鑑賞体験をより豊かにする、展覧会限定オリジナルグッズも多数登場する予定です。ケルト文様をモチーフにしたアクセサリー、縄文土器の文様をあしらったステーショナリー、棟方志功の板画をプリントしたトートバッグ、そしてねぶたの迫力をミニチュアで再現したキーホルダーなど、ここでしか手に入らない特別なアイテムが揃います。これらのグッズは、展覧会の感動を日常生活に持ち帰り、ユーロ=アジアの文様の宇宙を身近に感じさせてくれることでしょう。大切な人へのお土産はもちろん、自分へのご褒美としてもおすすめです。販売情報は、公式サイトで随時更新されるので、ぜひチェックしてみてください。
関連イベントでさらに深く!講演会やワークショップの開催予定
展覧会期間中には、鶴岡真弓氏による特別講演会や、文様に関するワークショップなど、関連イベントが多数開催されます。鶴岡氏の講演では、展示作品の背景にある思想や、ユーロ=アジア世界における文様の意味について、より深い解説を聞くことができます。また、ワークショップでは、ケルト文様の描き方体験や、縄文土器の文様をモチーフにした創作活動などを通じて、実際に手を動かしながら文様の魅力を体感できる貴重な機会となるでしょう。これらのイベントに参加することで、展覧会の理解を深め、文様の世界への扉をさらに大きく開くことができます。イベントの詳細や参加方法については、青森県立美術館の公式サイトでご確認ください。
会期情報とアクセスガイド
開催概要:会期、開館時間、休館日をチェック
「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙」展は、2026年7月11日(土)から2026年9月27日(日)まで、青森県立美術館にて開催されます。開館時間は、9:30から17:00まで(展示室への入場は16:30まで)です。休館日は、7月27日(月)、8月17日(月)、8月31日(月)、9月14日(月)です。ご来場の際は、これらの情報をご確認の上、お越しください。
延長開館日を狙え!夜間鑑賞で特別な時間を
会期中には、特別な延長開館日が設定されています。7月18日(土)、8月15日(土)、9月19日(土)は、20:00まで開館(展示室への入場は19:30まで)します。日中とは異なる、静かで幻想的な雰囲気の中で作品を鑑賞できる夜間鑑賞は、より深く作品世界に没入できる貴重な機会となるでしょう。仕事帰りや、ゆっくりと時間をかけて鑑賞したい方には特におすすめです。
チケット情報:お得な前売り券・割引情報を活用しよう
チケット料金は、一般1,700円(前売り1,500円)、大学生1,200円(前売り1,000円)です。前売り券は、通常料金よりもお得に購入できるため、会期が近づきましたら、各種プレイガイドや美術館ホームページで販売情報をチェックし、ぜひ活用しましょう。
18歳以下・高校生は無料!家族での来場もおすすめ
本展では、18歳以下および高校生は無料で入場できます。これは、次世代を担う子どもたちに、人類の豊かな文化遺産に触れる機会を提供したいという美術館の願いが込められています。夏休み期間中ということもあり、ご家族で一緒に、時空を超えた壮大な文様の宇宙を巡る絶好の機会となるでしょう。
青森県立美術館へのアクセス方法:迷わず到着するための詳細ガイド
青森県立美術館は、青森市郊外に位置し、豊かな自然に囲まれた美しい環境の中にあります。
車でのアクセス:駐車場情報も確認
東北自動車道「青森IC」から車で約5分。青森中央ICから車で約15分。青森空港から車で約20分。美術館には、無料の大型駐車場が完備されており、車での来場が便利です。休日は混雑が予想されるため、早めの来場をおすすめします。
公共交通機関でのアクセス:バス停からのルート案内
JR青森駅から青森市営バスまたはJRバス東北で「青森県立美術館前」下車。JR新青森駅から青森市営バスまたはJRバス東北で「青森県立美術館前」下車。バス停からは、美術館の建物がすぐに見え、迷うことなくアクセスできます。時刻表は、各バス会社のウェブサイトで事前に確認しておきましょう。
展覧会鑑賞後に立ち寄りたい:青森の周辺情報
美術館周辺のランチ・ディナースポット:青森の味覚を堪能
青森県立美術館の周辺には、美術館内のレストランの他、青森の旬の食材を活かした魅力的な飲食店が点在しています。新鮮な海の幸を堪能できる海鮮料理店や、青森名物の「味噌カレー牛乳ラーメン」を味わえるお店、地元の野菜を使ったヘルシーなカフェなど、幅広いジャンルのグルメを楽しむことができます。展覧会鑑賞後には、ぜひ青森の味覚を堪能し、旅の思い出をさらに彩りましょう。
青森県立美術館をさらに楽しむ:周辺観光スポットのご案内
三内丸山遺跡など、縄文文化に触れる旅へ
青森県立美術館のすぐ近くには、特別史跡三内丸山遺跡があります。本展で縄文土器や土偶に触れた後、広大な縄文集落跡を訪れることで、縄文人の暮らしや文化をよりリアルに体感することができます。復元された住居や大型掘立柱建物は、当時の生活を想像させ、文様に込められた願いや世界観を深く理解する助けとなるでしょう。縄文文化に興味がある方は、ぜひセットで訪れることを強くお勧めします。
青森市内のアートスポット巡り
青森市内には、青森県立美術館の他にも、アートを楽しめるスポットがあります。例えば、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」では、ねぶた祭りの歴史や大型ねぶたの実物展示を見学でき、本展の「ねぶた」セクションを補完する形で、より深くねぶた文化に触れることができます。また、青森県観光物産館アスパムでは、青森の工芸品やお土産が手に入り、青森の多様な文化に触れることができます。これらのスポットを巡ることで、青森の豊かな芸術文化を存分に味わうことができるでしょう。
まとめ:装飾の宇宙があなたの感性を揺さぶる
この夏、青森で体感する人類普遍の「美」の探求
2026年の夏、青森県立美術館で開催される「装飾する魂 ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙」展は、私たち人類が数万年もの間、なぜ「飾る」ことを続けてきたのか、その根源的な問いに迫る、壮大な知の旅へと誘います。ヨーロッパのケルト文化から、日本の縄文文化、そして現代のねぶたに至るまで、時空と地域を超えて響き合う文様の力は、私たちの感性を揺さぶり、新たな発見と感動をもたらすことでしょう。鶴岡真弓氏の深い洞察によってキュレーションされたこの展覧会は、単なる美術鑑賞にとどまらず、人類普遍の「美」の探求へと私たちを導きます。
あなたにとっての「装飾」とは何か?問いかける展覧会
本展を鑑賞した後、あなたはきっと、「装飾」に対する自身の認識が大きく変わっていることに気づくはずです。これまで何気なく見ていた模様やデザインが、実は人類の希望や祈り、そして世界観を映し出す鏡であったことを理解するでしょう。そして、あなた自身の身の回りにある「装飾」にも、新たな意味を見出すことができるかもしれません。「装飾する魂」展は、私たち一人ひとりに、「あなたにとっての『装飾』とは何か?」という問いを投げかけます。この夏、青森で、人類の壮大な創造性の歴史に触れ、あなた自身の「魂」に響く文様の宇宙をぜひご体験ください。


